一言に『鶏鍋』って言うても
全国それぞれの食べ方っちゅうもんがありまして、
以前、名古屋コーチン鍋を食した時は
ポン酢じゃなくタマリ醤油を大根おろしにウズラ卵につけて頂いたんですが、
関西で有名な京都の鶏鍋ってどんな風に食べさすんかなって前から気になってました。
やっと念願叶って、この日がやって来ました!
今回は京都からとり平へ通う江口くんの案内で満喫して来ましたよ〜!
先ずは、京都の台所『錦市場』からのスタートです。

市場の雰囲気は、全国共通なんですが
並んでる商品が土地のカラーを出してますね。

(左:ホスト役の江口くん 右:野里くん)
とある漬物屋に立ち止まり、さっそく試食。
ここで『自然薯』(山芋)の漬物を土産に購入。
帰ってから食べたんですが、酒の肴に最高!(マジで旨いで〜)
試食の後に、本日一軒目へと向かった。
昭和初期に東京浅草から移り住んだ先代がはじめたお店。
☆ スタンド ☆

作られたレトロ感じゃなく時間を経てきた店はちゃうな〜。
店に『粋』が漂ってます。
キリンスタウト(黒ビール)を人数分注文し、
それぞれ手酌で頂く。
  
酒の肴は、キズシに鯉のあらいに肝焼きに・・・
胃袋の叫びを抑えつつもついついと・・・。
鶏肝焼きが意外に旨い!どことなく懐かしい味ですがな。

(ご機嫌の黒川さん)
下地も出来たし、準備万端!
いよいよ本日のメイン『鶏鍋』へ・・・
向かった先は、木屋町四条を下がった場所にある
天明8年創業、200年を超える歴史あるお店。
☆ 鳥彌三 ☆
(とりやさ)

(その昔、坂本竜馬もこの店の常連)
暖簾をくぐると石畳が奥まで続き、部屋へと案内された。
 
部屋から見える鴨川が情緒たっぷり。

昆布茶とお茶うけでおもてなし・・・
飲み物を注文し、料理のスタートです!
  
この『白肝の煮付け』
色つやがよく、見るからに鮮度の良さがわかります。
口に入れると肝の甘みがひろがりたまらんな〜!
 
この三品を楽しんでる間に、鍋の準備が進められていきます。
具はいたってシンプル。
湯通しされた白菜・シイタケ・湯葉・七分つき餅。
そして冬場のみの『京菊菜』(普通の菊菜より苦味がすくない)

蓋を開けると、お〜真っ白なスープ!
何か入ってると思ったら、鶏がこんなとこに先に入ってるやん?
事前に湯通しされて鍋の中に入れるのがこのお店の流儀です。

鍋が沸くまで待ってちょうだいよ!
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